洋画と日本画の違い
以前、別のブログで、洋画と日本画の違いについて書いたことがある。
私は大学に入りたてで、洋画と日本画の違いがわからず、それぞれの特長をどう理解していいかわからず悩んでいた。
そんなとき、洋画と日本画には、それぞれ歴史があって、その歴史こそ、洋画と日本画の違いだと思いつき、とても嬉しかったのを覚えている。
一言で言えば、洋画と日本画では、対象の捉え方が違う、という結論に至った。
そのことをブログに書いたのだけど、そしたらある人から、洋画と日本画に違いなんてないんじゃないか、というコメントをもらった。
当時の私は、何を言われているのかよくわからなかったのだけど、最近、その人の言わんとすることが、ぼんやり感じ取れるようになってきた。
まだ本当に、ぼんやりと、だけど。
もともとの画材が違うのだから、それぞれの画材で描く絵の表現方法が異なるのは自然なこと。
洋画と日本画は、生まれた時代も場所も背景も違うのだから、それぞれが同じ物であるわけがない。
けれど、だからと言って、それらが違うものだ、という説明にはならない。
どちらも同じ絵。
水彩画も、色鉛筆画も、油画も、水墨画も、画材が違う、という分け方で、
洋画と日本画という分け方は、その程度の違いしかない。のだと思う。
まだぼんやりと、しかわかっていないけど、私がこれから制作していく上で、この物の見方の変化は、大きく影響してくる気がする。
今まで曖昧で掴めなかった感覚が、これを理解することで、一つ掴めそうな気がする。